1.夏の熱中症の症状と処置
2.熱中症予防にヨガがおすすめな理由
3.熱中症予防におすすめのヨガポーズ
4.夏ヨガの注意点
5.ヨガで熱中症に負けない体つくり
夏の熱中症の症状と処置
熱中症とは、高温多湿の環境で体が対応できないことで引き起こされる症状。
体内の水分やナトリウムなどが不足しバランスが崩れ、体温調整が狂うことで様々な症状が引き起こされます。
熱中症は、軽い症状から命にかかわる重症なものまで、段階的にいくつかの症状がみられます。
軽いものでは、立ちあがったときなどにクラッとする立ちくらみや、呼吸や脈が速くなる、くちびるのしびれなどがあらわれることがあります。また、大量の汗をかいて体内の水分と塩分が不足すると、足や腕、腹などの筋肉に痛みを伴うけいれんが起こることがあります。ほかにも、脱水症状によってだるさ、頭痛、めまい、吐き気などの症状が見られることも。
さらに症状が進むと、40度以上の高熱、意識障害、けいれん、異常行動などを起こすことがあり、この状態を熱射病といいます。脳内の温度が上昇することで中枢神経に異常が起こり、からだのさまざまな臓器に障害が出て、命を落とすこともある危険な状態です。
立ちくらみ、めまい、筋肉のけいれん、倦怠感、脱力感など熱中症を疑う症状がみられたら、まずは風通しのよい日陰やエアコンのきいた室内に移動します。すぐに冷たい水や塩水、スポーツドリンクなどを飲み、横になってからだを休めましょう。
衣類の襟元をゆるめたり、脱いだりして、うちわや扇風機で風をあてたり、氷や氷嚢でからだを冷やしてもいいでしょう。冷やす場合は、首筋やわきの下、足の付け根、足首など動脈が通っている部分を冷やすのが効果的です。
熱中症予防にヨガがおすすめな理由
ヨガには熱中症を予防する効果が期待できます。
「良い汗」で体内から熱を出す
ヨガをおこなうと汗が出てきますよね、汗をかきすぎてかえって水分不足になり、熱中症にならない?って心配する方もいますが、体内から汗をかく分には心配いりません。しっかりと体を動かして質の良い汗をかくことで体内に熱がこもりにくくなり、熱中症予防につながります。
ただ、ここで誤解してはいけないのが汗を大量にかくことが予防につながることではありません。大量の汗の場合は主に体の水分が汗となって出ていくだけと考えられることもあります。
あくまでも、有酸素運動で呼吸と体と一緒に動かして、体の芯からあたたまりジワーと汗をかくような運動効果が適しているのがヨガと考えられます。
自律神経を整えとヨガの呼吸
体温調節がうまくいかないのは自律神経の乱れが一因と考えられます。 自律神経は体内の内臓機能をコントロールする役目を担っており、体温調節にも影響を及ぼしています。そもそも交感神経と副交感神経が、交互に切り替わりながら身体を機能させてくれているのです。しかし自律神経バランスが乱れ、交感神経が活発化しすぎて副交感神経が働かないと、血管収縮が激しくなり、血流が妨げられます。すると手足の先にまで血液が行き渡らず冷えたり、代謝が落ちたりして熱が作られにくくなり、内臓も冷えて体温が低下してしまい、体温調節機能が狂ってしまうのです。
自律神経のバランス調整は、深い呼吸が効果的とされています。
例えば、緊張しているときに深呼吸をすると落ち着くという経験がある方もいると思いますが、呼吸が自律神経のバランスを整えているからです。
ただし、何も考えずに呼吸をすればよいわけではありません。
人間の呼吸は大きく分けて胸式呼吸と腹式呼吸があります。
胸式呼吸は交感神経のはたらきに、腹式呼吸は副交感神経のはたらきに、それぞれ好影響を与えると言われています。
熱中症予防におすすめのヨガポーズ
猫のポーズ
当スタジオでは、キャット&カウとしておこなっているポーズです。
猫が伸びをしているように見えることから、「猫のポーズ」と呼ばれています。猫のポーズには自律神経を整える効果があり、温度調整機能を正常に整えてくれます。
ローランジ
「ローランジ」は、下半身を強化して代謝を高めるポーズです。股関節を刺激することで、血液やリンパの流れをスムーズにする効果も期待できます。
その他、自律神経を整える効果があるアーサナ(ポーズ)はたくさんありますので、興味をお持になったら、インターネット等で調べてみるのもいいと思います。ただし、難しい難度が高いアーサナなどたくさんありますので、行うときはケガなどに気を付けてご自身で判断して行ってくださいね。
当スタジオのClassでは、どのClassにおいても普段からそれぞれ適した効果的なアーサナをおこなっています。いつもの地味な動きがヨガのアーサナ(ポーズ)だったの?って感じになりますよ(笑)
夏ヨガの注意点
水分をこまめに摂取しましょう
夏ヨガをするときには、汗で失った水分を適切に補給する必要があります。喉が渇いたと感じる時はすでに熱中症の症状が進んでいる可能性があるため、こまめに水分補給をすることが必要です。糖質は気になりますが、塩分も一緒に補給できるスポーツ飲料もこの時期では適していると思います。当スタジオでは、レッスン中に最低2回の水分補給のアナウンスをしておりますがレッスン中もこまめに水分を摂るように気をつけましょうね。
ヨガで熱中症に負けない体作り
熱中症の予防には、日常生活においても適度な水分補給や塩分補給が大切です。ヨガで体の代謝を高めたり、自律神経を整えることも熱中症予防につながります。
それがわかっていても、なかなか適度な運動をしていくのは難しいですよね。
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夏本番になった時期こそ始めてみませんか?
もし、何かご質問があればお気軽にメール、LINEなどでお問い合わせ下さい。
それでは、a.z.yogastudioのスタジオでお会いできるのをお待ちしております。
※「熱中症対策におすすめのヨガ」については、様々な一般的な文献等などを参考にして作成しております。
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